機関紙NEXT2023年4月号

《TOPICS》店内でマスク外す?外さない?

全国生衛指導センターと全国生衛中央会は、このほどマスク着用の見直しについてQ&Aマニュアルをまとめました。

お客様に強要はしない
感染防止策を丁寧に説明
Q&Aマニュアル
問1 「個人の判断」ということは、お店として「着用のお願い」をしなくて良いの?
答え 事業者の判断により、今後は利用者にマスク着用を求める掲示等がなくても構いません。しかし高齢者や持病をお持ちの方など、感染リスクの高い方々への配慮も必要です。
問2 「マスク着用」をお店としてお願いしてはいけないの?
答え これまで通り利用者にマスクの着用を求めることは認められますが、「個人の判断に委ねる」ことが基本とされているため強制・強要することはできません。
問3 マスク着用をお願いし、着用しないことを理由に入店を断った場合、「個人の判断」だと苦情を言われた場合、どのように対応すればいいの?
答え マスク着用を求めることは可能。しかし強制するのではなく、感染防止対策として、お店の利用条件とさせて頂くことを丁寧にお知らせしましょう。
①利用者に「マスク着用を求めること」は認められていること。
②従業員、高齢者や持病をお持ちの方など、感染リスクの高いお客さまなどにも安心して利用いただくため「マスク着用」をお願いしていること。
問4 従業員にマスクの着用を求めることは、「強制」や「強要」になりますか?
答え マスク着用を拒む従業員に対して、無理やり着用を求めることは「強制」や「強要」になってしまいます。しかし事業を継続していくためには以下の点を丁寧に説明し、従業員の意思によりマスクを着用するよう指導しましょう。
①従業員自身の感染防止(従業員の安全・店舗の運営の確保)
②お客さまの感染防止(安心してお店を利用してもらうための環境づくり)
問5 マスク着用のお願いを掲示しなくても良いのですか?
答え 問題はありません。
しかし新型コロナが無くなった訳ではありません。「大声での会話を慎むこと」や「咳エチケットの励行」は、引き続きお店としてもお客さまに求めていきましょう。
問6 お客さまに「心配なのでマスクを着用することにできないか」とお願いされた場合はどうすべきか?
答え お店としてはお客さま個人の主体的な判断を尊重している旨を丁寧に説明し理解を求めましょう。
※マスクを着用の見直し後も右上の感染拡大防止対策を行いましょう。

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